久しぶりに渋谷へやってきた。
渋谷は本当に賑やかだ。
道玄坂を歩いていると今流行の?
話題の?
問題の?
マリオカートが走っている。
外国人観光客がマリオやルイージ、ピーチ姫のコスプレをして
ブイブイ言わせている。
今日の昼食はどうしようかと思い
ふらふらと歩いていると、
大盛りナポリタンの店「パンチョ」があった。
パンチョも良いなぁ
久しぶりにがっつりといきたいとも思ったが
最近流行の肉が食べたい
「いきなりステーキ」に行ってみたかったのだ。
でも、渋谷にいきなりステーキはあるのか?
と探していたが見つからない。
そんなとき目に入ったのが
ステーキロッヂ
山小屋風の店構え
なんだかオシャレである。
お値段もお手頃
フレッシュロッヂステーキ
300gで1390円だ
赤身のUSA肉
USA!
肉の国からやってきた肉
THE 肉
15時までならランチセットも付いてくる
これならお得だ。
今日はここ「ステーキロッヂ」に決めた。
「いきなりステーキ」はまた今度見つけたら入ろう。
店に入ると肉の良い香りが漂っている
焦げたソースの香りは食欲をそそる。
早速フレッシュロッヂステーキを注文。
届くのを待つ。
ここは量り売りもしている。
サーロインを500g食べたいというのであれば
500gを切り分けてくれる。
いきなりステーキと似たシステムだ。
席の前にはガーリックソース、オリジナルソース
塩、こしょうと調味料が並んでいる。
ナイフやフォークの柄が木製なのもロッヂを意識しての演出だろう。
目の前に肉がやってきた。
焼き加減はレア。
後は自分の好きな焼き具合にしてソースをかけるそうだ。
私は常々先達から
「良い肉はレアで食べよ!」
と教えを受けている。
昔、京都の割烹へ行ったとき
ステーキがあったので注文したら
料理人に「焼き方はどうします?」
と聞かれて
即座に
「良い肉なんでしょ?レアで」
と答えたら
料理人はニヤリと笑い
「わかってるね」
と極上の肉を焼いてくれた。
柔らかく、そして噛むと口の中に肉汁が広がる。
あんな肉をそれまで食べたことはなかった。
ちなみに1枚8,000円した。
ステーキロッヂは
レアでお出ししております
と言っていた。
肉に自信があるんだろう。
なら、とすぐに塩とこしょうをかけ
口へ頬張る。
うん、肉らしい肉。
最初の一切れは良かった・・・。
次にオリジナルソースをかけて2切れ目を食べてみる。
うん、うん、うん、うん・・・
うん、う・・・
噛みきれない・・・
筋が多すぎる。
ゴムみたいな肉だ・・・
さっきの端の方の肉は筋がなかったから簡単に食べられたのだろう
これは・・・きつい
3切れ目をフォークで刺そうとすると
跳ね返される・・・
こいつ、ささらねぇ
なんとか口へ入れてみるものの
やはり筋が凄いし硬い
外の看板に柔らかくてサッパリしていると書いていなかったか?
アゴが疲れるぞ、この肉・・・。
たまたまこんな肉にあたったのか?
それとも常にこんな肉なのか?
もしかして私の噛む力が落ちたのか?
肉を食べるような肉食ではなく
草食男性になってしまったのか?
多くの思いを抱きながら肉をかみ続ける
食べ方変更。
口に入れる前に肉をナイフで切る。
筋を見つけて切り刻む。
それでも噛みきれないぜ・・・
そうこうしているうちに熱い鉄板の上で
肉はレアからミディアムへそしてフェルダンと変化を遂げていく
これは大変だ!
どんどん食べていかないと!
と思いつつ口の中でガムのように肉が残り続ける
食べ終わった後
歯には肉が挟まりまくっていた。
そして、爪楊枝がない・・・。
こんな日もあるもんだ。
ちなみにこのステーキロッヂはあのナポリタンの店パンチョのグループらしい。
今回渋谷道玄坂に出したのが1号店とのことだ。